基礎知識②  レーザーと治療対象

基礎知識①を違った角度(レーザー側)から見てみると

波長(nm)レーザーの種類・名称吸収されやすい色
532YAG半波長赤、黒
595dye赤、黒
694ルビー
755アレキサンドライト
800ダイオード
1064YAG(黒、赤、水)
10600炭酸ガス

となります

この中で照射時間が短い nsec のQスイッチレーザー(周囲に熱損傷を与えず治療できる)には
Qルビー、Q-YAG、Qアレキサンドライトの3種があります
治療対象には、老人性色素斑、太田母斑、後天性真皮メラノサイトーシス(遅発性太田母斑様色素斑 ADM)、刺青などがあります

Qルビーは694nm Qアレキサンドライトは755nmと近い波長ですが、Q-YAGは1064nmと532nmという半分の波長の2種類の波長が使えます ただ532nmではシミに吸収されやすいのですが、浅くにしか届きませんのでシミ治療器としては十分ではありません
しかし黒(シミ)に吸収されにくい1064nmの波長が肝斑治療などにあうとしてレーザーでは唯一肝斑に使うことが可能なレーザートーニング治療として有名になりました

照射時間が msec以上の長いレーザー(標的が大きなものでわざと熱損傷を与えて治療する)の種類と治療対象は次のようになります

レーザーの種類治療対象
dye血管
アレキサンドライト脱毛
ダイオード脱毛
ロングパルスYAG肌のはり、脱毛
炭酸ガス脂漏性角化症、ホクロ